わたしのひとり親ライフ

仕事中に学校や園から呼び出し!あの時の心臓バクバクとリアルな対応

Tags: 仕事と子育て, シングルペアレント, 緊急対応, 学校連絡, リアルな日常

スマートフォンに「学校」と表示された瞬間

皆さん、こんにちは。

慌ただしい毎日の中、仕事をしている時にスマートフォンの画面に「学校」や「保育園」といった文字が表示された瞬間、心臓がドクンと跳ね上がるような経験、ありますでしょうか。

私の場合、あの表示を見ただけで、何事かと一気に血の気が引くような感覚になります。特に急ぎの仕事をしている時や、お客様との対応中に連絡が入ると、「どうしよう」「すぐに抜けられるかな」と頭の中が高速回転し始めます。

あの時の焦りとバタバタ

数年前のことですが、ちょうど大きな会議の直前に、学校から電話がかかってきました。息子が休み時間に転んで、少し血が出てしまったとのこと。大したことはなさそうだけれど、念のため保護者の方に一度様子を見ていただけますか、という内容でした。

会議はもう始まる寸前です。上司に状況を説明し、頭を下げて早退を申し出る時のあの申し訳なさ。周りの同僚にも迷惑をかけてしまうな、という気持ち。様々な感情が一気に押し寄せてきました。

もちろん、何よりも心配なのは子どものことです。大丈夫かな、痛くないかなと気が気ではありません。急いで職場を出て、学校へ向かう道のりは、いつもよりずっと長く感じられました。

学校に着いて息子の顔を見た時は、ホッとしましたが、小さな擦り傷でも親としては心配になりますし、何より仕事中に抜けてしまったことへの気まずさも残ります。家に帰ってからも、子どもの手当をして、遅くなった夕飯の準備をして、明日からの段取りを考え直して…と、文字通りバタバタの一日となりました。

どうにか乗り越えてきたけれど

こういう急な呼び出しや、朝起きたら熱が出ていた、といった想定外の出来事は、シングルペアレントにとって日常の大きなハードルの一つだと感じています。代わりがいない、というプレッシャーは常にあります。

体調を崩した子どもを連れて病院へ行き、薬をもらって帰宅し、看病をしながら、明日からの仕事はどうしよう、誰かに頼ることはできるだろうか、とあれこれ頭を悩ませます。実家が遠かったり、頼れる人が近くにいなかったりする場合、その負担はさらに重くなります。

「ごめんね、仕事だからすぐに行けないんだ」「大丈夫だよ」と電話で話す時の、子どもの小さな声を聞くと、胸が締め付けられるような思いになります。それでも、生活のためには仕事を休むわけにはいかない、という現実もあります。

自分を責めすぎないこと

こうした状況に直面するたび、「もっとしっかりしていれば」「どうしてうちの子だけこうなるんだろう」と、自分を責めてしまうこともありました。でも、子どもの体調不良も、学校でのちょっとした出来事も、誰にでも起こりうることです。ましてや、一人で子育てと仕事を両立している中で、全てを完璧に対応することなど、物理的に不可能ではないでしょうか。

周りのシングルペアレントの友人たちと話していると、皆同じように「あの時の電話は焦った」「どうにか乗り越えたけど大変だった」と話しています。一人で抱え込まず、「自分だけじゃないんだ」と思えるだけでも、少し心が軽くなるように感じます。

急な呼び出しへの備えとして、職場の連絡先リストを常に持ち歩く、子どもにも職場の私の部署や名前を伝えておく、病児保育の情報だけでも調べておく、といった準備をしておくと、いざという時に少し落ち着いて対応できるかもしれません。

完璧を目指すのではなく、状況に応じて、できる範囲で最善を尽くす。そして、頑張った自分と、状況を理解しようとしてくれた子ども、協力してくれた周囲の人に感謝する。そうやって、私たちは日々のハードルを一つずつ乗り越えているのだと思います。

もし今、同じような経験をされている方がいたら、どうかご自身を責めすぎないでください。あなたは十分に頑張っています。あの心臓バクバクの瞬間を乗り越えてきた自分を、どうか褒めてあげてください。

この話が、少しでも皆さんの共感や息抜きになれば嬉しいです。