わたしのひとり親ライフ

今日の疲れはここでリセット。コンビニで手に入れる小さな幸せ

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毎日のバタバタ、ふと立ち止まる瞬間

朝から晩まで、仕事に家事に育児に追われていると、自分のための時間というのは本当に見つけにくいものだと感じます。特に、子どもが中学生になり、手は離れてきたとはいえ、部活や塾、友人関係など、新しい悩みや気遣いが生まれてきています。学校からのプリントをチェックしたり、夕飯の支度をしながら今日の出来事を聞いたり。休む間もなく時間は過ぎていきます。

一日が終わる頃には、文字通りヘトヘトになっていることがほとんどです。ベッドに倒れ込みたい気持ちと、まだ片付けなきゃいけない家事の山の間で揺れる毎日です。

誰にも言えない、私の小さな「秘密」

そんな中で、私がひっそりと楽しみにしている、自分だけのための小さな時間があります。それは、仕事帰りや、夕飯の買い出しでスーパーに立ち寄った時に訪れる瞬間です。

子どもと一緒だと、「これ買って」「あれ食べたい」と賑やかになりますが、たまに一人で立ち寄れる時があります。急いで帰って家事をしなきゃという気持ちは山々ですが、ほんの数分だけ、自分のために時間を使ってみようと思うのです。

コンビニのチルドケースの前で、少し立ち止まってみます。普段は子どものおやつや、割引になったお惣菜ばかりを見ていますが、この時ばかりは違います。ちょっと珍しいスイーツや、期間限定の飲み物、あるいは、普段なら絶対に買わない少し高価なチョコレートなど、自分の「今」の気分を満たしてくれるものを探します。

コンビニスイーツが私を救う

以前は、こんなところで自分だけのために何かを買うなんて、贅沢だし、後ろめたい気持ちもありました。でも、ある日あまりに疲れて、ふと手に取ったコンビニのプリン。家に帰って、子どもが寝静まった後にこっそり食べたその味が、驚くほど心に染み渡ったのです。

たった数百円、ほんの一口二口で終わってしまうものかもしれません。でも、その「自分のために選んで、誰にも邪魔されずに味わう」という行為そのものが、日中の張り詰めた気持ちをそっと解きほぐしてくれるように感じました。

スーパーで、少しだけ高価な、自分好みのドレッシングを買ってみたり、普段飲まないハーブティーを選んでみたりすることもあります。それらは大したものではないのかもしれません。でも、私にとっては、日々のタスクをこなすための燃料のような、大切な「ご褒美」なのです。

この小さな時間があるから、また明日も頑張れる

家に持ち帰った「秘密」のご褒美を、子どもたちが寝た後に一人静かに味わう時間。それが、私の小さなリセットボタンになっています。「ああ、今日も一日よく頑張ったな」と、誰に言うわけでもなく自分自身を労うことができます。

こんなこと、他のシングルペアレントの方々はしているのだろうか、自分だけなのかな、と思うこともありました。でも、きっと同じように、日々の疲れの中で、自分を満たす小さな何かを見つけている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

コンビニやスーパーでのほんの短い立ち寄りが、私にとっては日常の中の小さな冒険であり、自分自身の心を守るための大切な時間になっています。特別な場所に行かなくても、長い時間を確保できなくても、手の届く範囲にある「小さな幸せ」で、心は十分に満たされることがあるのだと感じています。

もし今、あなたがヘトヘトに疲れているなら、次のコンビニやスーパーで、ほんの少しだけ、自分のための「何か」を探してみてはいかがでしょうか。その小さな一つが、きっと明日の力になってくれるはずです。