わたしのひとり親ライフ

今日の夕飯、どうしよう?シングルペアレントのリアルな献立事情

Tags: 食事, 献立, 家事, 子育て, シングルマザー

毎日やってくる「今日の夕飯、どうしよう」のプレッシャー

仕事が終わって、保育園や学童にお迎えに行き、家に帰る。ああ、今日も一日終わったなあと一息つく間もなく、次に頭をよぎるのは「今日の夕飯、どうしよう?」という問いです。冷蔵庫の中身を確認し、子供の顔色を伺い、疲れた体に鞭打ってキッチンに立つ。シングルペアレントにとって、この毎日の食事作りは、小さなようでいて大きな負担の一つではないでしょうか。

特に疲れている日や、子供の機嫌が悪い日、自分の体調が優れない日などは、この献立を考えること自体が重労働に感じられます。頭の中が真っ白になり、スーパーの総菜コーナーで立ち尽くすことも一度や二度ではありません。

子供たちの「これ飽きた」「あれ食べたくない」

子供の成長とともに、食事に関する悩みも変化します。小さいうちは何でも食べてくれていたのに、自我が芽生え、好き嫌いがはっきりしてくると、せっかく作ったものに手をつけない、ということも増えてきます。

「今日のこれ、あんまり好きじゃないな」

この一言に、どっと疲れが押し寄せることもあります。限られた時間の中で一生懸命作ったのに、という気持ちと、子供の好みに合わせる余裕がない現実の間で揺れます。栄養バランスを考えつつ、子供が喜ぶもの、そして自分が簡単に作れるもの。この3つの条件を同時に満たすのは、至難の業だと日々感じています。

我が家の「どうにか乗り切る」手抜き術

そんな毎日の中で、少しでも負担を減らすために、我が家ではいくつかの「どうにか乗り切る」手抜き術を実践しています。

例えば、週末に時間がある時にまとめて作り置きをしておくこと。きんぴらやひじきの煮物、味付け卵など、数日持つ副菜があると、平日の食卓が少し豊かになります。 また、野菜はカットされたものや冷凍野菜を積極的に活用します。時間や手間を考えると、これは本当に助かる存在です。 そして、冷凍食品やレトルト食品、惣菜も大切な味方です。正直、これらに頼ることに罪悪感を感じていた時期もありました。でも、「完璧でなくても、子供にご飯を食べさせることができれば十分だ」と思えるようになってから、気持ちが楽になりました。カツ丼や唐揚げなど、家で作るには手間がかかるメニューも、上手に取り入れれば子供は喜びますし、何より自分が楽できます。

一品で済む丼ものや麺類、カレーやシチューなどの煮込み料理も頻繁に登場します。栄養が偏るかな、と不安になることもありますが、たまにはこんな日があってもいい、と自分に言い聞かせています。

「まあ、いっか」と思える日も大切

他のシングルペアレントの方々も、きっと同じように毎日の献立に頭を悩ませ、色々な工夫をされているのだろうと思います。疲れているのに、休む間もなくご飯を作る。それは、子供のためではありますが、自分自身のためでもあります。自分が倒れてしまっては元も子もないのですから。

完璧を目指さず、「まあ、いっか」と思える日を作ることも大切だと感じています。外食やテイクアウトに頼る日があってもいい。買ったお弁当を温めて並べるだけでも、立派な食事です。 一人で全てを抱え込まず、使えるものは何でも使うくらいの気持ちでいる方が、心も体も少し軽くなるでしょう。

今日の夕飯も、どうにか乗り切りました。明日もまた「どうしよう?」と悩むのかもしれません。でも、こうして同じ悩みを抱える方がどこかにいると思えば、少し心強く感じられます。

これからも、完璧ではないけれど、我が家なりのペースで、美味しい時間(や、時にはそうでもない時間)を積み重ねていこうと思います。